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よく使っているのに、「ハテ?」となるモノの名前。
私達の身の回りのささいなモノの名前を紹介します。
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耳かきの先についている白いフワフワの名前は?
クレジットカードの裏側の黒い線は?
セロハンテープのテープ台のことを何ていうの?
傘を開くときに手にする骨が集まっている部分の名前は?
時計のアラームをセットする針に名前はあるの?
プッシュホン電話についている#と*のマークの正式名称は?
底にマチがついている紙袋を何と呼ぶ?
石油ストーブに灯油を入れるあのポンプの名前は?
シャンプー容器の側面にあるギザギザは何と呼ぶ?
インテリアショップによくあるつづれ織りの壁掛けのことを何という?
金づちのたたく部分で丸くなっているほうを何という?
自転車の車輪の中央についているブラシみたいな輪って何??
直角の折れ曲がったステンレス製の定規の名称は?
電球の中の線状の発光部を何と呼ぶ?
お茶碗の底の台の名前は?
オルゴールが音色を奏でるトゲのついた筒を何という?
耳かきの先についている白いフワフワの名前は?
観光地のお土産物だと、耳かきの軸の反対側にはサルやトリといった動物や、その土地柄を反映させた物がついて
いるものが多いですね。でも、普通に売っている耳かきには、綿毛のようなフワフワした毛がついています。
あってもなくてもいいという人もいますが、小次郎母は、最後に、あれで、耳の穴をひとなでするとスッキリする
ような気分になりますし、小次郎はスキをみて、あのフワフワを遊び相手にしています。さて、あのフワフワ、名前は何かというと、
「凡天」(ぼんてん)というのです。売っているお店の人も知らなければ、耳かきメーカーの
人でも知らない人がいるというほど、知る人ぞ知る名前です。
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クレジットカードの裏側の黒い線は?
プリペイドやらバンクカードやら、、、誰でも4〜5枚はもっていそうなカード。といっても、本来の意味での現金がわりというのは
クレジットカードだけですね。
プリペイドカードには、保険がついていないし、バンクカードは通帳なしでのお取引が可能というだけだからです。
このクレジットカード、裏には必ず、黒い線が入っています。これがカードの命綱。さまざまなデータが封じ込められています。表がどんなにカラフルであろうと、ゴールドであろうと
この部分がなければカードが成立しないのはご承知の通りです。それでは、この黒い線を何と呼ぶか?答えは、「磁気ストライプ」
となんの変哲もない名前です。でも、ショッピングのあとで現金代わりにこれを差し出せば、レジのカードを読み取る機械が、「ピピピっ」と
読みとってくれるのですから、すごい優れものですね。
最近、この磁気ストライプの情報を読み取って、全く同じカードを偽造して、本人が知らない間に高額な買い物をして
1ヶ月くらい経って、カード会社から請求がきて、びっくりという犯罪が増えているとのこと、皆さん、
カードの管理には充分、気をつけて下さいね。
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セロハンテープのテープ台のことを何ていうの?
どこのオフィスのデスクの上にも置いてある、水色やグレー(因みに、小次郎母のはピンク色)
のプラスティック製のテープカッターですが、テープカッターというのは和製英語で、本当は
「テープディスペンサー」が正しい名称です。DISPENSEは「分配する」という
意味ですから、文字どおり、テープを切って分けるもの、ですね。
最近では、事務用のテープディスペンサーにもおしゃれなものが増えてきましたが、あくまでも、実用性を
考えると本体に適度な重みがないと、使いにくいことこの上ないですね。このポイントを押さえた、ファッショナブルな
ものがあったら、小次郎母も是非、欲しいです。
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傘を開くときに手にする骨が集まっている部分の名前は?
傘をギューっと開くとき、傘の骨が集まっているところの部分、ワンタッチ傘の場合、閉じるときにしか手にすることがない、あの部分。果たして
あの部分には名前はあるのでしょうか?
布を張った骨が集まっていて、傘の柄の手元から先へ向けて上下させる輪の部分は
「ろくろ」と呼ばれています。焼き物で器や壷などを作るときに回してつかう
道具と同じ名前ですね。骨を自在に伸び縮みさせるように見える、その動きからついた名前のようです。
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時計のアラームをセットする針に名前はあるの?
一時期、大変な人気になったデジタル時計ですが、駅の時刻表示ででもなければ、やっぱり家庭や個人用
はアナログが便利と思うのは小次郎母だけでしょうか?あと15分で3時といったような針のつくる角度がもたらす
視覚的な役割は大きいと思っています。
その角度を作っているのが、長針と短針。短い方が時間を表す時針。長い方は分針というのが
正式名称です。そして、秒を刻む針があれば、これが秒針ですね。では、目覚ましをセットするときに
回すあの針は?
JISの規格や時計製造業界では「目安針」(めやすしん)ということです。
でも、説明書にはわかりやすく、「アラーム針」と書かれているのが一般的だそうです。
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プッシュホン電話についている#と*のマークの正式名称は?
三列横隊で縦に左上から1,2,3・・・と行儀よく並び、最下段の
中央に0を挟んで左に*、右に#が、プッシュホン電話の配列ですね。
一般的にコメ印とシャープと呼ぶ人が多いようですが(小次郎母もこう呼んでいます。)正確なコメ印
は※ですし、シャープは音楽用語でもb(フラット)と対になった時の名称です。このプッシュホン電話のマークは
世界共通で、アメリカが最初に採用したと言われています。短縮ダイヤルなどの機能のため
数字以外のマークが必要になったときアメリカではナンバーを表すマーク#と、文章に注釈をつける
ときに用いる*を使ったのだそうです。その本家では#が「バンスマーク」
*が「アスタリスクマーク」と呼ばれています。番地やアパートの表記で
#1なら1番地とか1号室ということですが、#は数字の後につけて重さのポンドを表すこともあり、
その時は「パウンドキー」とか「ナンバーキー」と呼びます。
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底にマチがついている紙袋を何と呼ぶ?
いま紙袋というと、当然のように平底で横にマチがついていて
、袋を開いた状態で立てておけるものがすぐ思い浮かびますね。でも、初めてこのデザインを思いついた
アメリカ人スティルウェルの発想は、当時、驚きを持って迎えられました。彼によって「セルフ・オープニング・サック」
略して「SOS」と名づけられた茶色い丈夫な紙袋は、名前からもわかるように
最初はサッと開くことが出来るという点がウリでした。それまでの封筒形の袋では、物を入れるとき手間
がかかったからです。
丁度、1930年代、アメリカに誕生したスーパーマーケットの人気とともに、買った物をなんでもボンボン
放り込めるSOSバッグはまたたく間に人気アイテムとなっていきました。日本ではあまりこの手の
紙袋をスーパーで見かけませんが、アメリカでは特に何も言わないとこの紙袋に入れてくれます。
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石油ストーブに灯油を入れるあのポンプの名前は?
水洗トイレの詰まり直しポンプの「通水カップ」と並んで、物はよく
知っているのに、名前が知らないという代表が、灯油のくみ上げポンプでしょう。透明な筒とその脇から
でたホース、空気をパコパコ抜いて真空にする部分がたいてい、赤かオレンジで、いかにも
危険物取り扱いといったイメージです。
選挙の度に、出馬してはジャンプシューズで演説するドクター中松が、母親が一升瓶からお醤油を
小分けにするのに便利なようにと考案したものだそうです。ドクター中松を知っていても、その商品名
を知らない人のほうが普通のようです。いまでは、お醤油の小分けという手間がなくなったためか、
「石油燃焼器具用注油ポンプ」という仰々しい名前が正式名称になっているとか。
でも、雑貨店でも、「あの灯油を入れる、シュポシュポするヤツ」(笑)というジェスチャーで通じるから
名前を知らなくても不便はありませんよね。
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シャンプー容器の側面にあるギザギザは何と呼ぶ?
大汗をかき、疲れて家に帰り着くと、そのままバスルームへ直行。シャワーを頭から
ザーッと浴び、シャンプーのボトルを手に取って髪に馴染ませる、、、、すると、少しも泡立たず「アレ?
これってリンスだ!」と気がつくことがありませんか?こんな経験をした消費者、あるいは、目の不自由な消費者からの
要望で、ボトルを手に取っただけでシャンプーとリンスの識別がはっきりとできるようにと考案された
のが、ボトルの側面にあるあの、ギザギザの刻みです。
1991年に「識別のリブ」と呼ばれて、「毛髪化粧料ペア容器」としての実用新案登録もされました。
開発した花王パーソナルケア商品開発部ではこの権利を放棄してもいいからと他のメーカーに呼びかけ、いまでは
ほとんどのメーカーがこの識別リブを採用しています。
リブをつけるのはどちらのボトルでもよかったわけですが、シャンプーの方につけるということまで各メーカーが
消費者のタメに統一を図った商品なのです。
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インテリアショップによくある
つづれ織りの壁掛けのことを何という?
アンティークショップやインテリアショップなどに行くと、複雑で繊細な
模様を織り成した壁かけをみかけることがあります。これは「タペストリー」
と呼ばれるものです。織り機に経糸を張り、そこに木針でさまざまな色の緯糸と呼ばれる横糸を通して
織る技法は日本の「つづれ織り」と同じです。
経糸は織り上がるとまったく見えなくなるので、丈夫な木綿や毛糸、緯糸には色毛糸や絹糸、金、銀糸
などが使われることが多いのです。そのため、タペストリーは硬く、どっしりしたものに仕上がるのです。
古代メソポタミアやギリシャでも織られていたという記録が残っており、エジプトのピラミッド内で発見された
ものは、かなり高い技術をつかって作られているそうです。壁掛け用の大きなものになると、数メートル
四方に及ぶため、数人の織り師が数ヶ月から数年もかけて織っていきます。まさに、布で描いた絵画といえるでしょう。
ただ、現在では、織り方や材質にかかわらず、壁掛けのことを総称してタペストリーと呼ぶようになっています。
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金づちのたたく部分で丸くなっているほうを何という?
金づちの片方は平面、もう一方はたいてい丸みを持った曲面になっています。
クギを打つときは、はじめ連続して平面側でうち、最後のひと打ちを曲面を使って打ちます。
この部分を「木殺し」(きごろし)
といいます。
でも、最近、ホームセンターなどに置いてある金づちは、片方が、「木殺し」でなく、くぎ抜きになっているものが
多いようですね。
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自転車の車輪の中央についているブラシみたいな輪って何??
自転車の車輪の中央にまるで、チアガールのもつポンポンみたいな
素材の飾りがついている光景をよく見かけます。色も明るいパステルカラーが多く、車輪のスポーク
とともにキラキラと輝いていたりします。でも、あれは決して、ただの飾りではありません。ブラシという
立派な役目があるのです。
スポークが放射状に並ぶ中心軸の部分がハブで、そこにつけることから「ハブブラシ」などと呼びます。
ホコリの溜まりやすいハブの汚れを防止、汚れ落としの役を担っているものなのです。
このハブは"HUB"、車軸の中心部というところから転じて商業、交通などの核となる場所を指すようになりました。
「ハブ空港」というときのハブはこのことです。
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直角の折れ曲がったステンレス製の定規の名称は?
ホームセンターの日曜大工コーナーなどで、直角にL型になった
定規をみかけることがあります。これは「曲尺」(かねじゃく)という日本独自の
定規で、曲(かね)というのは「直角」という意味です。曲尺ではなく「さしがね」
と呼ばれることもあります。
曲尺の利点は直角を測れるだけではなく、一枚の板を等しい幅に切り分けたいときにもすぐに割り出せることです。
また、直角三角形の定義を応用して、30度、45度、60度の角度や勾配を簡単に出すことも出来ます。
実は曲尺にはもう一つ、角目と丸目と記した「裏目盛り」という秘密があります。角目は表目のサイズに
ルート2をかけた数が、丸目には表目に円周率をかけた数が書かれているのです。つまり、角目で丸材の
直径を測れば、それから取れる最大の角材の太さがわかり、丸目で丸材の直径を測れば、その円周がすぶ
にわかるのです。
こんなすごい定規を考え出すなんで、昔の日本人ってすごいですね。作った人は、円周率が3.14・・・とか、直角三角形の
定義なんて、体系つけては知らなかったと思います。ただ、そうなることを経験から知っていたのでしょう。
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電球の中の線状の発光部を何と呼ぶ?
蛍光灯の明るさと経済性がポイントを稼いで、家庭で日常的に
使われる明かりは殆どこれになっています。デザイン的に電球型が欲しい人のためにわざわざ
白熱球の形の商品も誕生していますね。
けれど、温かみを感じさせたり、柔らかい雰囲気を醸し出すには、昔ながらの電球が一番です。エジソンが
発明したときのまま、人を優しく包んでくれるような光だからです。
さて、ここで問題。エジソンが電気を光に変えるとき、電流を流して発光させることにした線状の部品
の名前は何でしょう?
答えは「フィラメント」。素材に何を使ってもうまくいかなかったのに、
日本の京都産の竹を炭にしたもので成功したといわれています。
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お茶碗の底の台の名前は?
ご飯をよそうお茶碗でもどんぶり鉢でも、茶碗蒸しの蒸し茶碗でも、、、
また、円形ではなく八角の小鉢でも小さなオチョコでも、陶器や磁器の底にはたいてい低い台がついて
います。
その部分の名前が「糸底」(いとぞこ)です。土をこね、ろくろを回して、成形した
後、器をろくろから切り離すとき、切り口がスパっと美しくなるように、ピンと張った糸を使って
はずします。そこから呼ばれるようになったものです。別名「糸尻」(いとじり)
ともいいます。
糸というのは細いけれど、木綿は水に濡れたとき強度を増すので、こねたばかりの水分を含んだ陶土の
ようなやわらかいものを切るのにはぴったりです。日常生活でこれを利用するなら、ゆでタマゴ
輪切りや、飾り切りにする時に応用できますね。
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オルゴールが音色を奏でるトゲのついた筒を何という?
小さな箱のフタを開けると、キレイな澄んだ音色が流れ出すオルゴール。
プレゼントに贈ることはあっても、大人になるとしみじみ手にとって聴いてみるという機会はあまりありません。
深夜などに、静寂の中で耳をすまして聴いてみると、心がとても穏やかになります。
オルゴールが音色を出すのは、箱の中の筒に植えられているピンが、ピアノの鍵盤さながらに並んだ
櫛の歯のようなものをひっかくからです。このピンの植わった筒は、「シリンダー」といいます。これは
円柱の外周である円筒面を表すだけの情緒のない名前です。
精密機械の技術に優れたスイスで、18世紀末に時計職人によって考案された自動演奏器がベースに
なっているので、こんなメカニカルな呼称になってしまいました。因みに日本での本体の呼称である
オルゴールは、オランダ語が語源となっており、英語では、ミュージカル・ボックスと呼ばれています。
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